先月30日、10年ほど要介護状態だった母方の祖父が亡くなりました。今月の18日まで存命だったら98歳という大往生でした。
私はもう既に「おじいちゃん」であったころの祖父しか知らないのですが、通夜や告別式では母をはじめ、祖父の94歳になる妹さん(お元気で、そんな年には見えません)など、たくさんの親類がいろいろな思い出を語っていました。旧制第一高等学校のころのおじいちゃん、働いていたころのおじいちゃん…。思い出を語ってくれるヒトがいるのは幸福です。思い出を語ってくれなくなるのは不幸です。
私が祖父の思い出で一番印象深いのは、気難しくて旅行先ではどこへ行ってもあんまり乗り気でなかったおじいちゃんが、パターゴルフだけは機嫌よく付き合ってくれたことです。ゴルフが好きで庭先でよく練習していました。寝たきりになってからは動けなくなってかわいそうだったな。ホント、懐かしいや。